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営業が苦手なあなたにぴったり!FP資格を活かした仕事をする近道

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営業が苦手なあなたにぴったり!FP資格を活かした仕事をする近道

もしあなたが、

「企業に属さないFP(ファイナンシャルプランナー)になりたいけど、何をすればいいの?」
「FPとして独立したいけど、最低限必要な知識と経験は何?」
「中立的な立場のFPになりたいけど、仕事にできるの?」

と考えているなら、こちらの記事は最適です。

なぜなら、本記事は、実例に基づいた生の情報をお伝えしている記事だからです。

1.できる限り正確な情報を伝えたい

インターネット上では、様々な情報が得られるようになりました。

ところが、情報の出どころがあいまいなもの、バイアスがかかった情報が多すぎて、「何が正しいかの判断がすごく難しい時代」になりました。

実際、実情を知っている私の目から見れば、

「あまりFP(ファイナンシャルプランナー)の実情を知らない人が書いている記事だ」

という記事はすぐにわかります。

明らかに事実ではないことが、含まれているからです。

 

2.なぜFPの支援をしているのか

申し遅れました。

私は、「FPのための独立開業コンサルタント」、中西雅司と申します。

私は、保険会社に8年勤務後、「消費者に正しい情報を伝えたい」との想いから、2013年に完全未経験・情報ゼロからFPとして独立しました。

経験ゼロ・情報ゼロですから、当然、最初は結果が出るはずもありません。

ところが、独立から2年ほど経った頃に、独立系FPの成功法則を発見し、軌道に乗せることに成功します。

この経験をふまえて、2015年以降は、

「より多くの独立系FPに成功してほしい」

「その先にいる、より多くの消費者に幸せになってほしい」

との想いから、累計100名以上の独立系FPを支援しています。

また、5000人以上の独立系FPが読む(株)FPライズさんのメルマガでも、執筆陣の1人として寄稿しています。

私は、これからFPの仕事を目指す人に、できる限り正確な情報を知ってもらうことで、「過去の私と同じ失敗をしてほしくない。」という想いを持っています。

ぜひ、この記事に多くのFPを志す方が巡り合ってくださることを祈念しています。

では、ここから、独立して活動をするFPの仕事の実情を詳しく解説していきます。

 

3.企業系FPと独立系FPの違いと特徴

(1)FPの2つの意味

本題に入る前に、2点解説をしておきます。

1点目。

それは、「FP」という名称には、2つの意味があるということです。

この点を理解しておくと、FP業界についての理解が進みやすくなりますので、最初に解説します。

1つ目の意味は、資格の名称としてのFPです。

国家資格のFP技能士資格(FP1級・FP2級・FP3級)と、民間資格の(CFP、AFP)があります。

例えば、「私はFPの資格を持っています」のように使います。

もう1つは、職業名としてのFPです。使い方としては、「私はFPの仕事をしています」などと使います。

FPという言葉は、これら2つ意味がありますので、最初に整理をしておきたいと思います。

(2)職業としてのFPの種類

そして、さらに、後者の「職業としてのFP」についてですが、これはさらに2つの種類のFPに分かれます。

1つは、企業系FP。企業に属して働くFPのことです。イメージしやすい例でいうと、

・FPの資格を持ちながら、保険会社で保険の販売をする営業社員
・FPの資格を持ちながら、証券会社で株や投資信託の販売をする営業社員

などです。

つまり、「FP資格を持った企業の社員」と理解しておくとわかりやすいです。

もう1つが、独立系FP。こちらは、企業系FPではない人ですから、「企業に属さないファイナンシャルプランナー」です。

こちらは、企業系FPと比べると圧倒的に人数が少なくなりますが、私の体感値だと、少しずつ増えてきている印象があります(独立系FPの人数も、その中での成功者の人数も、ともに増えてきています。)。

 

4.企業系FP・独立系FP(使命や必要な能力の違い)

次に、企業系FPと独立系FPのそれぞれの使命・目的について解説します。同じFPでも、仕事内容に大きな違いがあるので、とても面白いです。

この2つのFPは、「主に金融や不動産に関するアドバイスを行う」という点では、どちらのFPも同じです。

大きな違いがあるのは、アドバイスの視点です。

(1)企業系FPの使命と必要な能力

企業系FPは、自社の商品を販売すること、販売した後に契約を維持することが主な使命です。そのため、主にセールスをする力・営業をする力が求められます。

銀行であれば、自社の住宅ローン、自社で販売ができる投資信託や保険などをお客様に提案をし、販売していきます。

保険会社であれば、自社の商品の必要性をお客様に伝えて、販売し、その後保険金や給付金の支払い手続きがあれば対応するという仕事です。

(2)独立系FPの使命と必要な能力

一方で、独立系FPは、自社の商品という概念がありません。

そのため、「どの会社の商品を選ぶのが一番良いのか」など、できる限り中立的な立場で、顧客にとってベストな情報・選択肢を教えることが主な使命になります。

そのため、こちらはセールス力というよりも、

・問題発見力
・ヒアリング力
・顧客利益を追求する意思

などの力が求められる仕事です。

独立系FPは、医療の世界でいうと、街のお医者さんに近いイメージになります。

なぜなら、お医者さんは、検査や診察をして、ベストな治療や薬を提案していきますが、独立系FPも同様に、「お客様の現状診断をして、ベストな解決策を提案していく仕事」だからです。

(3)求められる力が大きく異なる

このように、同じFPでも、企業系FPと独立系FPでは、求められる力が大きく異なります。
そのため、「企業系FPである保険営業は全く向いていなかったけど、独立系FPはピッタリだった」という人もたくさんいます。

かく言う私自身も、保険の営業は全く向いていませんでしたが、独立系FPの仕事は、心から楽しめる仕事でした。

なぜなら、私の場合は、「他の会社の商品のほうが優れていることを知ってしまったら、自社の商品をお客様に提案できなくなる性格」だからです。

独立系FPという仕事は、個人的には、営業が苦手な人には、ぴったりな職業だと思っています。

 

5.独立系FPの詳細な仕事内容

では、ここから独立系FPに絞ってお話をしていきます。最初に、独立系FPの詳細な仕事内容についてです。

(1)独立系FPの3種類の仕事

独立系FPの主な仕事としては、「相談」「執筆」「講演(セミナー)」という3種類があります。これらを簡単に解説すると、以下の通りとなります。

・相談は、会社員、個人事業主、経営者、法人などの個別の案件に相談にのったり、実行支援をしたりする仕事です。

・執筆は、主に、メディアや企業などから依頼をされてWebや雑誌などに寄稿する仕事です。

・講演は、主に、企業などから依頼をされて、講師として話す仕事です。

これら3つの最近の傾向を見てみると、「相談」の割合が非常に高くなっています。

その理由は大きく2つあります。

(2)近年、相談の割合が高い理由

1つは、執筆・講演の案件の数よりも、相談のほうが、圧倒的に数が多いためです。なぜなら、執筆や講演は主に企業がFPに対して依頼をしてくるのに対し、相談は個人がFPに依頼をするものですから、必然的に、相談のほうが、数が多くなりやすいです。

もう1つは、執筆・講演の案件は、先行者利益があることが多いためです。

つまり、何年も何十年も前からFPをやっていた人に優先的に案件が流れやすくなるので、新しく独立したFPが新規参入しにくいという実情があります。

ですので、これから独立する場合は、執筆や講演をメインとするよりは、相談をメインとした方が、成功難易度は低くなります。

 

6.独立系FPの成功難易度

では、独立系FPを仕事にすることは、可能なのでしょうか?

インターネット上の記事やYahoo!知恵袋などのアドバイスを見ていると、「独立系FPとしての成功は難しい」という考え方が主流ですが、、、

それは本当なのでしょうか?

(1)企業系FPよりは難易度高い

確かに、私個人の意見としても、決して簡単とは言えませんし、企業系FPと比べると成功難易度が圧倒的に高いのは間違いありません。

なぜなら、企業系FPは、企業がサポートしてくれる体制があるのに対し、独立系FPはほとんどすべてを自分で行う必要があるからです。

独立系FPの場合、相談業務だけではなく、

・お客様への説明に使う「説明資料の作成」
・あなたの会社の「ホームページの作成」
・お客様向けの「集客・宣伝」

など、ほとんどすべてを自分で行う必要があります。

イメージで言うと、企業系FPの業務範囲を3とすると、独立系FPの業務範囲は10くらいの感じです。

ですので、企業系FPと比べると、確かに、成功難易度は高くなります。

(2)成功難易度は低下傾向

でも、一方で、私のクライアントにも、私の近くにもたくさんの独立系FPの成功者がいます。そして、その数は少しずつ増えてきています。

成功者が増えると、成功するノウハウが広がっていきています。私自身のノウハウも頑張って広げています。

ですので、今後の見通しとしては、成功難易度は徐々に下がっていくと考えて間違いないでしょう。

つまり、まさに私が今現場にいる立場からすると、

「確かに難しいけれども、正しい情報を得て、正しく行動すれば、成功できる」

という感覚です。

 

7.信じてはいけない2つの誤解

では、どうすれば、独立系FPとして成功するための正しい情報・正しい知識が身についていくのでしょうか。

その具体的な方法をお伝えする前に、「これだけは知っておいてほしい」点をお伝えします。

決して、これからお伝えする2つの「世の中に広まっている情報」を真に受けないでほしいということです。

(1)「独占業務がないから仕事にならない」という誤解

1つは、「FPには独占業務がないから、仕事にならない」という誤解です。私も独立して色んなFP(主に企業系FP)の人と交流をする中で、何度も言われた言葉の1つです。

確かに、FPには独占業務はありません。税理士や弁護士などには、国から認められた独占業務があるのに対し、FPはありません。

そのため、「FPの資格だけでは、仕事にはならない」と思い込んでいる人がたくさんいます。でも、決してそんなことはありません。

例えば、イメージしやすいのはオーケストラでしょうか。オーケストラには、バイオリン、ピアノ、トロンボーン、ハープなどの各楽器の演奏者がいます。

しかし、この演奏者だけでは、オーケストラの調和がとれた演奏は実現しません。

指揮者が必要ですよね。

指揮者が、観客にとって心地よい演奏になるように、全体の調和をとるのです。

FPの仕事もこの指揮者と同じ立ち位置で仕事をします。お客様の人生設計に合わせて、全体最適となるように、様々な専門家(オーケストラでいうと、演奏者)のバランスを取っていくのです。

時には自らアドバイスすることもありますが、必要な専門家を加えたり、減らしたり、入れ替えたりすることで、全体最適を実現していきます。

それが、FPの仕事ですから、独占業務がなくても、全く問題にはなりません。

必要なのは、FPとしての幅広く浅い知識と、様々な問題解決力を持った人的なネットワークです。

(2)「日本人はサービスにお金を払わない」という誤解

もう1つは、「日本人がサービスにお金を払う文化がない」という誤解です。この言葉も、私が独立してから、色んな方に言われてきました。

ですので、私も最初はそう思い込んでいました。そのため、最初はお客様から1万円という代金を支払ってもらうのも苦労しました。

でも、事実はそうではないことに気づきました。

お客様がお金を払ってくれないのは、「サービスにお金を払う文化がない」のではなく、お客様に対して「価値が伝わっていないから」だったのです。

価値が伝わっていない。すなわち、「価値がない」と思われているのですから、お金を払ってくれるわけではないですよね。

逆に考えると、「価値を正しく伝えることさえできれば、それに見合った対価を支払ってもらえる」のです。

私も、これに気づいて、正しく伝えるステップを構築していった結果、当初の10倍以上の対価を安定的に支払っていただけるようになりました。

8.独立系FPとして成功するために必要なこと

では、独立系FPとして成功するために最も重要なことは何でしょうか?

最も大切なのは、「成功のための情報」です。

成功のための情報を得る方法は、たくさんありますが、一番効率的なのは、「成功者から学ぶ」ということ。

私が独立をした2013年は、独立系FPとしての成功者がまだ少なく、情報もほとんど出回っていませんでした。

ところが、ここ最近は、たくさんの成功者が、情報をオープンにしてくれるようになってきました。

私たちの団体である、独立系FPのための団体、FP技能士会もその情報が得られる場所の1つです。

志の高いFPが集まり、営利を目的とせず、独立系FP自らが運営をしている団体。

2016年から会員募集を始めた当団体も、2020年12月時点で、80名を上回る人数になってきました。

私自身が独立した時に、「こんな団体があったら良かった」と思えるコンセプトで団体運営をしていますので、ぜひセミナーなどに参加してみてください。

>>FP技能士会の詳細はこちら

>>FP技能士会の入会や入会特典はこちら(独立前の方も入会することができます)

 

9.独立系FPの未来

ここまで、独立系FPの仕事について、解説をしてきました。
独立系FPの仕事は、繰り返しになりますが、オーケストラの指揮者のような役割です。演奏者である、様々な専門家を上手に組み合わせながら、課題を解決していきます。

これからAIの時代が加速していきます。

これまで人がやってきた仕事の中で、AIに代替されるものも出てくるでしょう。税理士業務についても、10年~20年後には、92.5%が代替されるというデータもあります(2015年12月公表の、野村総研と英オックスフォード大との共同研究による「10 ~ 20 年後に、AIによって自動化できるであろう技術的な可能性」より)

一方で、FPの仕事などのコンサルタント業務は、同調査では、「代替されない(されにくい)業務」に分類されています。

なぜなら、時には、税理士や弁護士などの士業、時には不動産業者やハウスメーカー、時には保険代理店や金融機関など、人と人をつなぎながら、様々な問題を解決していくといった仕事は、パターン化による自動化が難しいからです。

これからますます影響力が高まっていくであろう独立系FP。楽しみで仕方ありません。

たくさんの人が、FPを仕事にするための有益な情報を得られるよう、これからも動いていきたいと思います。

FP専門経営コンサルタント
中西雅司

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